反骨の写真家・福島菊次郎が半世紀以上のキャリアの中で発表してきた写真と言葉の中には、発表当初から時を経た今でもなお、見る者に問いを投げかけます。現代社会に警鐘を鳴らし続ける福島の姿に惹かれ、多くの時間をともにしてきた報道写真家の那須圭子氏と、福島展キュレーターの小原真史が、なぜ今福島菊次郎なのかに迫ります。
小原真史(こはらまさし)
IZU PHOTO MUSEUM研究員として荒木経惟展、宮崎学展、増山たづ子展、小島一郎展などを担当。監督作品に「カメラになった男ー写真家中平卓馬」。著書に『富士幻景ー近代日本と富士の病』、共著に『時の宙づりー生・写真・死』、『戦争と平和ー〈報道写真〉が伝えたかった日本』など。
那須圭子(なすけいこ)
フォトジャーナリスト。1960年、東京生まれ。大学卒業後、結婚を機に山口県へ移り、瀬戸内海に面する上関町に建設計画中の上関原発問題と出合う。報道写真家・福島菊次郎氏からバトンタッチされる形で、1994年より同原発反対運動を写真で記録している。写真集『中電さん、さようなら~山口県祝島 原発とたたかう島人の記録』、『平さんの天空の棚田~写真絵本・祝島のゆるがぬ暮らし 第1集』、『My Private Fukushima 報道写真家福島菊次郎とゆく』など。2013年から「福島から祝島へ~こども保養プロジェクト」をスタート。
[参加費]
無料
[言語]
日本語
[ご予約用プログラム名]
トーク: なぜ福島菊次郎か