*苗字のアルファベット順
<< back to Portfolio Review 2016 Page

PHotoEspaña(スペイン)ディレクター

LANGUAGE : Spanish/English/Italian/French

© Julio César González

© Julio César González

マリア・ガルシア・イエロ(1977年スペインマドリード生まれ)は、写真とヴィジュアルアーツのインターナショナルフェスティバル、PHotoEspañaのディレクターである。マドリード大学で美術史学位を取得後、2008年から2013年、英国オークションハウス、クリスティーズにてスペイン戦後・現代美術部門ディレクターを務めた。また、前職に、ソフィア王妃芸術センター保存・研究部門ディレクター(2005-2008年)、エステバン・ビセンテ現代美術館アシスタント・ディレクター(2002-2004年)がある。また、インディペンデント・キュレーター、批評家としてスペインの全国紙ABC Culturalに寄稿、近現代美術に関する様々なエッセイと記事を執筆。2017年度にはHSBC写真賞(Prix HSBC pour la Photographie)のアーティスティック・アドバイザーを務めた。

美術批評家
フランス国立造形芸術センター (CNAP)写真コレクション キュレーター

LANGUAGE : French/English

02_Pascal Beausse

美術評論家、キュレーター。パリのフランス国立造形芸術センター (CNAP)の写真コレクションの責任者であり、ジュネーブ造形芸術大学 (HEAD)の客員教授を務める。
『Art Press』や『Critique d’art』、『Flash Art』などの雑誌、美術専門誌に寄稿。
論文やインタビュー記事の執筆は、マリア・テレサ・アルベス、ジミー・ダーラム、テレサ・マルゴレス、アラン・セクラ、ブルーノ・セラロング、セシール・ハートマン、王度ほか多数。
近年キュレーションを担当した展覧会には、「Y he aquí la luz」(コロンビア国立銀行付属美術館, ボゴタ, 2017)、「The Family of the Invisibles」(ソウル市立美術館、2016)、古賀絵里子「Tryadhvanトリャドヴァン」(KYOTOGRAPHIE, 2016)、「Supernature」(KYOTOGRAPHIE, 2014)、「Knowledge is Power」(フォト・エスパーニャ, マドリード, 2013)、「秘められた海」(尾道市立美術館, 2013)、「Numero Tres」(ビレイライメージセンター, バルセロナ, 2012)、「Documents pour une information alternative」(アルル国際写真祭, 2012) など。また、2007年にはヴィラ九条山の招聘レジデントであった。

キュレーター
ニセフォール・ニエプス美術館(フランス)元ディレクター

LANGUAGE : French/English

© Alban Chassagne

© Alban Chassagne

1954年生まれのフランソワ・シュヴァルは、歴史や民俗学を学んだ背景を持つ。1982年からジュラやレユニオンで美術館のキュレーターとして活動。1996年にはシャロン=シュル=ソーヌのニセフォール・ニエプス美術館のディレクターに就任。シュバルは写真から古い前提を取り除くこと、そして新しい博物館の形を通じて写真本来のあり方を表現し直すことに奮闘し、論議を呼んだ。最も大きな功績には、かの有名なデニス・ロシュをはじめ、ジョン・バト、ジェラール・コリン・ティエボ、ピーター・クナップ、マック・アダムズ、そしてラウル・クタールといった写真家の後世に残る回顧展、エリナ・ブロテルス、JH・エングストローム、クレア・シェブリエール、アントワン・ダカタ、シャルル・フレジェ、ラファエル・ダラポルタといった写真家たちの評価を確固たるものにした展覧会の数々がある。

Foundation for the Exhibition of Photography キュレーター
テームズ・アンド・ハドソン(ロンドン)キュラトリアルプロジェクトディレクター
カレン財団(スイス)キュレーター

LANGUAGE : English/French

PR_William A. Ewing_1

1977年から1984年にかけ、ニューヨーク国際写真センター(ICP)のディレクター、1996年から2010年にはエリゼ写真美術館(スイス)のディレクターを務めた。その傍ら、ジュネーヴ大学で教鞭をとった。また、長年にわたり様々な場で審査員を務め、2009年ニューヨーク写真フェスティバルを含む国内外の多くの写真フェスティバルで展覧会を開いてきた。2010年より、Foundation for the Exhibition of Photography(ミネアポリス、ローザンヌ)、2015年からはカレン財団(スイス)のキュレーターを務めた。また現在はテームズ・アンド・ハドソン(ロンドン)キュラトリアルプロジェクトディレクター である。
1970年代後半より、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ICP、パリのジュ・ド・ポーム国立美術館、ポンピドゥー・センター、ロンドンのヘイワード・ギャラリー、バービカン・センター、サーペンタイン・ギャラリー、チューリヒ美術館、エッセンのフォルクヴァンク美術館、ミネアポリスのウォーカー・アート・センター、世田谷美術館、メルボルンのビクトリア国立美術館、オンタリオ美術館など、多くの名だたる美術館にて展覧会を手がけてきた。
また、ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン、アーウィン・ブルーメンフェルド、ダン・ワイナー、レイ・メッカー、レナード・フリード、アーノルド・ニューマンなどの写真専門書のほか、『Out of Focus』(サーチ・ギャラリー)、『Lasting Impressions』(Steidl)、『Flora Photographica』、『The Body』、『The Face: The New Photographic Portraiture』、『The Century of the Body』、『Landmark: The Fields of Landscape Photography』(すべてテームズ・アンド・ハドソン)。近刊としてはエドワード・バーティンスキー『Essential Elements』が挙げられる。また、2017年にはウィリアム・ウェグマン『Being Human』が出版予定。
2010年、フランスの芸術文化勲章のオフィシエ(将校)を授与、2016年には英国王立写真協会より写真文化へ突出した貢献をしたと表彰された。

『Fisheye Magazine』(フランス)編集責任者

LANGUAGE : French/English

PR_Eric Karsenty-69_1

名門、アルル国立高等写真学校(ENSP)を1985年の卒業したエリック・カーセンティは、写真ビエンナーレ「パリ写真月間(Le mois de la Photo à Paris)」に、その後1989年写真家のエージェンシー「Editing」に参画。彼はキャリアの中で常に写真報道に興味を抱いてきた。2008年、編集者としての教育を受けその後『Zmâla』や『l’œil curieux』し、2014年から現在まで『Fisheye Magazine』の編集

雑誌『VOICES OF PHOTOGRAPHY/撮影之聲』(台湾)編集責任者

LANGUAGE : Chinese/English

PR_Wei-I Lee-61_1

リー・ウェイイーは1982年台湾の台北に生まれ、以前は日刊紙『聯合報(United Daily News)』の記者として活躍。2011年には写真誌『VOICES OF PHOTOGRAPHY/撮影之聲』創刊。編集長を務める。また、その功績により台湾の出版業界で最も名誉あるゴールデントライポッド賞にて最優秀編集長と最優秀デザインを受賞。リーが近年キュレーションを手がけたプロジェクトには「Marginal Island」(Jimei Arles International Photo Festival, 2016)、Street of Remnants(Taipei Fine Arts Museum, 2014)などがある。

雑誌『M, le magazine du Monde』(フランス)ディレクター

LANGUAGE : French/English

PR_07_Eric PillaultF1030010-63_1

パリをベースとするクリエイティブディレクター。フリーランスのグラフィックデザイナーや、様々な雑誌のアートディレクターとして活躍。1996年に雑誌『20ans』でテリー・リチャードソン、ナサニエル・ゴールドバーグ、マーク・ボスウィックらとのコラボレーションを開始。また、2003年から7年に渡り、ジャン=バティスト・モンディーノ、荒木経惟、デュアン・マイケルズ、ホンマタカシをはじめとする多くの写真家が表現の場とした月刊『Jalouse』を牽引した。2011年、マリー=ピエール・ランヌロングとともに、ル・モンド新聞の週末増刊号『M』を創刊。ニュースでも女性誌でもない『M』は、最良の情報と最良のスタイルを兼ね備えるという厳しい要求を満たして、創刊後まもなく多くの賞を受賞。ヨーガン・テラー、パオロ・ロべルシ、ピーター・リンドバーグ、マリオ・ソレンティ、アラスデア・マクレラン、ブルース・ウェーバーらの一流写真家を毎週起用して、読者と広告企業主を魅了し続けている。多才なアーティストであるピヨーは、美しいアーティスト本を定期的に構想し、編集制作のすべてを手掛け、世に送り出している。
また、コンテンポラリアート、ファッション、ラグジュアリーやカルチャー分野でのヴィジュアル、デザイン、ブランディングコンサルタントを手がけるFunnybones studioも運営する。

ルナーフォトフェスティバル (韓国)創設者 / ディレクター

LANGUAGE : Korean/English

PR_09_Sujong Song-59_1

韓国、ソウルを拠点に活動するキュレーター、ライター。出版から展示、イベントの企画まで、あらゆる側面から精力的に活動している。2014年まで、韓国最大の写真フェスティバル、「大邱 (テグ) フォトビエンナーレ」の運営委員であり、同フェスティバルのポートフォリオレビューのディレクターを務めた。現在は、KT&Gの有力な文化部門であるサンサンマダンが運営するKorea Photograher’s Fellowshipの委員を務める。また、放送の分野でも活躍しており、韓国放送公社KBSや、英語放送のArirang TVへの制作協力も手がけた。

彼女は、「アンコールフォトフェスティバル」 (カンボジア)や、世界保健機構 (WHO)主催の「Stop TB フォトアワード」の委員も務める。加えて、2012年にソウル写真美術館で行われた「マリオ・ジャコメッリ」展、2014年のNoorderlicht ギャラリー (オランダ)での「Five Views from Korea」、2015年のゴウン写真美術館での「Two Moon」、麗水美術館での「the Map of Daily Life」などを含む、多くの展示を企画、キュレーションしている。

また、ワールド・プレス・フォト、POYi (ピクチャー・オブ・ザ・イヤー)、Flash Forwardなど、数々のフォトコンテスト、ピクテ賞、Joop Swart Masterclassなどの審査員を務めた。過去には『GEO-Korea』誌の編集責任者も務め、現在『京郷新聞』(韓国)にて写真に関するコラムを定期的に掲載。

ソンが最も期待するのは現代の社会問題に対して挑戦し、また個別的で明確な視点を持った作品群である。商業写真には興味を持たない。ポートフォリオレビューに参加する目的は、様々な展示でコラボレーションする作家を見つけることにある。加えて、アワードやワークショップの審議への推薦という機会も提供可能。

フォトフェスティバル「Images Vevey」(スイス)ディレクター

LANGUAGE : French/English/German/Spanish

© Martin Kollar

© Martin Kollar

ステファノ・シュトール(1974年チューリッヒ生まれ)は、スイスのヴヴェイで行われる写真ビエンナーレ「Images Vevey」のディレクターである。同フェスティバルは、街に合わせてしつらえた屋外の巨大な写真展示に特化していることで知られる。2年に一度、道路や公園、博物館やギャラリーなど、街全体を使って様々な写真プロジェクトを行なっている。また、今の写真のための「オフスペース」、「Espace Images Vevey」も運営。ヨーロッパでも最も古い写真のグラントのひとつ、「The Grand Prix Images Vevey」に深く関わる。学生時代、美術史と経済を学ぶかたわら、スイスで最初の写真フェスティバル「Biel Festival of Photography」を立ち上げ、ディレクターの一人を務めた。また、2004年から2015年にかけてヴヴェイ市文化事業部長を務め、都市部の巨大な絵画に特化したイベント「PictoBello」立ち上げ、主宰。筆者としても活動、AICA(International Association of Art Critics)の会員であり、文化政策、芸術、写真などについて執筆。

ギャラリーオーナー

LANGUAGE : French/English/German

Esther Woerdehoff in Paris Photo 2016

Esther Woerdehoff in Paris Photo 2016

スイス生まれ。チューリッヒ大学で文学、美術史、ジャーナリズムを専攻。あるフォトジャーナリズムで彩られた多言語の高級誌の共同編集者となり、その時代の最高の写真家達と出会う機会を得た。
1990年台前半から、チューリッヒの私室にて最初の展覧会を企画、ルネ・ブリ、ワーナー・ビショフ、マイケル・フォン・グラフェンらの作品を展示し成功を収めた。そして写真論文を集めた論文集『Fotofolie』(Benteli、ベルン)を出版。
1991年、ヴォーデホフは最初は芸術誌の記者として、その後は展覧会キュレーターとして、活動の拠点を完全にパリに移した。
1996年、パリ15区ファルギエール通36番地の工場跡地に、ギャレリー・エスター・ヴォーデホフをオープンした。その木造建築は、モンパルナス地区の建造物を象徴する良い例であり、その土地のアートの歴史と深く繋がっている。
アートギャラリーに変貌したこの建築は、カルティエ現代美術財団やアンリ・カルティエ・ブレッソン財団に囲まれた地域に溶け込む、近現代の写真を見せるためにしつらえられたもの。
当ギャラリーは、近現代、ヴィンテージ、デジタルなど、あらゆる種類の写真を展示する。また、写真における世代、アイデンティティ、文化イメージの違いによる障壁をひもときながら、その間にある繋がりを強く提示しながら新旧、異文化などを越えてゆくことを目指しています。
当初は歴史写真に重点を置いていたが、その範囲を、デジタル写真やペインティング、マルチメディアや彫刻などにより提示された新たな可能性を、写真を助けとして表現する写真家たちにまで拡大した。
近年、ヴォーデホフはスイス人の著名な写真家カールハインツ・ワインベルガー(1921-2006年)の作品群を購入、世界中に展示・出版物を通して販売している。

連州フォトフェスティバル(中国)ディレクター

LANGUAGE : Chinese/English

PR_Duan Yuting_1

段は、長年にわたり中国の現代写真の振興と拡散に務めてきた。
また、写真アワード「Prix Pictet」やハッセルブラッド国際写真賞の推薦人でもある。2014年には『中国当代摄影十年 = Ten years of contemporary photography in China : 2005-2014』を出版。
2001年から2003年、ワールド・プレス・フォトの選出で博士号を取得、2005年には連州フォトフェスティバルを創設、主宰。アーティスティックディレクターを務め、同年の「中国の写真に関わる重要人物10人」に選出。2006年、FOTOBILD(ベルリン)に審査員として招聘。2007年1月パリ・フォト・ビエンナーレで招聘キュレーターとして中国の写真をキュレーション、同年Rhubarb-Rhubarb(バーミンガム)とFOTOBILDにレビューアーとして参画、2008年、サロニカフォトビエンナーレ(ギリシャ)審査委員、FOTOBILD(ベルリン)レビュアー、2009年中国写真アワードレビュアー、2009 – 2010年Southern Pocket Film Festival、2010年50JPG(ジュネーヴ)、同年Talent Award(フランス)審査員、2011年Prix Pictet推薦人、2012年モスクワフォトビエンナーレキュレーター、2012年ハッセルブラッド国際写真賞推薦人、2014年European New Photography Forum、同年ヒューストン写真ビエンナーレ、Light Argentina、2015年Young Art Taipei(台湾)、2016年ヒューストン写真ビエンナーレレビュアー、2016年KYOTOGRAPHIE「Green Train」展(京都)とデンマークフォトビエンナーレ「Cities and Memory」展でキュレーターを務めた。

The Third Gallery Aya代表
日本芸術写真協会理事
宝塚メディア図書館理事

LANGUAGE : Japanese

PR_15_TomokaAya13-184x300-58_1

大阪生まれ。 1996年The Third Gallery Aya 設立、ギャラリーオーナーディレクター。
一般社団法人日本芸術写真協会理事。一般社団法人宝塚メディア図書館理事。
石内都、ジョー・スペンス、牛腸茂雄、山沢栄子、岡上淑子、赤崎みま、阿部淳、浅田暢夫、
渡邊耕一、垣本泰美、多田ユウコ、三田村陽などの展覧会を開催。写真及び現代美術を取扱う。
1997年「6Works+6Artists しごと- 作家/写真家であることを選んで」6人の作家、秋岡美帆、石内都、児玉房子、永原ゆり、松尾弘子、松本路子氏ののインタビュービデオを制作。
2002年作家による雑誌「写場写場」を監修、これは2005 年に最終号を刊行。
2007年「Comical&Cynical – 韓国と日本の現代写真」を企画、翌年韓国にも巡回。
http://www.thethirdgalleryaya.com/

インディペンデントキュレーター

LANGUAGE : Japanese/English

撮影:後藤勝

撮影:後藤勝

アジアを拠点に活動するフリーランスのフォトコンサルタント。プロデュース、キュレーション、フォトエディッティング、リサーチなど、写真に関する総合的なコンサルティングに関わる。重点テーマは、紛争、現代社会問題、人権侵害、女性問題など。これまでNGO、人道支援・人権擁護団体などの写真を使ったキャンペーンや出版、また国際的な写真賞、フォトフェスティバル、イベントのノミネーション、キュレーション及びプロデュースに多数関わる。

写真評論家

LANGUAGE : Japanese/English

PR_Kotaro Iizawa-74_1

写真評論家。1954年、宮城県生まれ。1977年、日本大学芸術学部写真学科卒業。1984年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。主な著書に『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書1996)、『デジグラフィ』(中央公論新社 2004)、『写真的思考』(河出ブックス 2009)、『「女の子写真」の時代』(NTT出版、2010年)、『きのこ文学名作選』(港の人 2010)、『深読み! 日本写真の超名作100』(パイインターナショナル、2012)、『現代日本写真アーカイブ 震災以後の写真表現2011-2013』(青弓社、2015)などがある。

ギャラリスト

LANGUAGE : Japanese/English

PR_Taka_Portrait_B&W_160116_003_350dpi_200mm-57_1

1963年東京生まれ。1982年に渡米。ロサンゼルスの Otis College of Art and Design でペインティングを専攻。現地で美術作品のディーラーとしての活動を始める。帰国後の1994年、東京・大塚にタカ・イシイギャラリーを開廊(現在は六本木に移転)。以降20年間にわたり、荒木経惟、森山大道、畠山直哉など日本を代表する写真家や、法貴信也、川原直人、村瀬恭子、佐伯洋江らの画家、そして荒川医、木村友紀、前田征紀、竹村京など、新進気鋭の日本人作家の展覧会を開催する傍ら、いち早く国外に目を向け、アート・バーゼルやフリーズ・アートフェアをはじめとする海外のアートフェアに定期的に参加。これら日本人作家が海外で認知されることに尽力。同時にトーマス・デマンド、ダン・グラハム、スターリング・ルビー、ケリス・ウィン・エヴァンスなど、国際的に極めて評価の高い作家から、ルーク・ファウラーやマリオ・ガルシア・トレスら今後の活躍が期待される若手作家などの展覧会も多く開催し、欧米の現代美術の進運を積極的に日本に紹介。また、展覧会カタログやアーティストブックの刊行などの出版事業も手がけている。
2011年2月、東京・六本木に写真作品を専門に扱うタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムを開廊。細江英公、東松照明、奈良原一高らVIVOのメンバーや、60年代の前衛芸術活動を捉えた平田実、実験工房メンバーの大辻清司など、日本の戦前・戦後世代の写真家と、吉野英理香、今井智己、津田直、山本彩香ら若手写真家を紹介している。2015年3月にニューヨークのアッパーイースト地区にタカ・イシイギャラリー ニューヨークを開廊。
また、独自の豊かな文脈を持つ日本写真界のさらなる発展のため、2014年5月に一般社団法人日本芸術写真協会を設立。写真作品を扱うギャラリー、出版社、書店からなる同協会は、9月にヒルサイドテラス・フォトフェアを東京・代官山で開催。いまだ発展途上にある国内写真マーケットの育成を目指すとともに、今後芸術写真および映像文化の振興と普及のため、様々な施策を立案中。

便利堂 海外事業部ディレクター

LANGUAGE : Japanese/English

PR_Taka Kawachi.jpeg

高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジへ留学し、卒業後はニューヨークに拠点を移し、現代アートや写真のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。長年に渡った米国生活の後、2011年1月に帰国。アマナの写真コレクションのディレクターに就任し550点もの国内の写真家の作品を収集。2016年には自身の体験を通したアートや写真のことを綴った著書『アートの入り口(アメリカ編)』(太田出版)を、また同年秋には続編となる『ヨーロッパ編』を刊行。現在は京都便利堂の東京オフィスを拠点にして、写真の古典技法であるコロタイプの普及を目指した海外事業部に席を置いている。

東京国立近代美術館客員研究員
写真研究者

LANGUAGE : Japanese/English

PR_Mika Kobayashi_1

国内外の各種学校/機関で写真に関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及び Patterson Fellow としてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。2010年より東京国立近代美術館客員研究員、2014年から東京工芸大学非常勤講師を務める。

The Tokyo Art Book Fair ディレクター
ブックショップ[POST]ディレクター

LANGUAGE : Japanese

2011年には出版社という括りで定期的に扱っている本が全て入れ代わるブックショップ「POST」をオープン。恵比寿の店舗では常に入れ替わる本棚に加え、ドイツのSTEIDL社の メインラインナップが常に並ぶオフィシャルブックショップとなっている。 現在はPOSTのディレクターとして、ブックセレクトや展覧会の企画、書籍の出版、その他Dover Street Marketのブックシェルフコーディネートなども手がける。 2015年からはThe Tokyo Art Book Fairのディレクターを務め、2016年にはドイツのSTEIDL社とともに、ダミーブックアワード[Steidl Book Award Japan]を設立した。

IMAエディトリアル・ディレクター

LANGUAGE : Japanese

17_Mutsuko-Ota

1968年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、サントリー広報部、『マリ・クレール』編集部を経て、『エスクァイア』『GQ』などでアート、写真、文学、旅、ライフスタイル、食などのジャンルを担当。その後、フリーランス編集者として、雑誌や単行本の編集、アートプロジェクト、美術館のカタログ制作などに携わる。2012年にアート写真雑誌『IMA』を創刊。エディトリアルディレクターとして、雑誌・写真集・展覧会を手がける。2014年3月六本木にオープンした『IMA CONCEPT STORE』のブランドディレクターも務める。

写真批評家
キュレーター
京都造形芸術大学准教授

LANGUAGE : Japanese/English

PR_11_Mariko Takeuchi-73_1

早稲田大学政治経済学部卒業、同大学大学院文学研究科修士課程修了(芸術学)。早稲田大学非常勤講師、東京国立近代美術館客員研究員などを経て、2009年より京都造形芸術大学准教授。2008年フルブライト奨学金を受け渡米。同年「パリフォト」日本特集のゲストキュレーター、さらに2016年「ドバイフォトエキシビジョン」日本担当キュレーターを務めた。国内外の雑誌・新聞、展覧会図録や作品集への執筆多数。主な共著に『鷹野隆大 1993-1996』、志賀理江子『螺旋海岸 | notebook』、オサム・ジェームス・中川『GAMA CAVES』、新井卓『MONUMENTS』など。訳書にジョナサン・トーゴヴニク『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』がある(同作品の日本巡回展も企画)。

KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭 共同代表

LANGUAGE : French/English/Japanese

19_L-Y

ルシール・レイボーズ :
写真家。1973年生まれ。幼年期を過ごしたアフリカで写真を始める。1999年、坂本龍一のオペラ「Life」参加のために来日。ポートレート写真を得意とし、ブルーノートやバーブといったレーベルのレコードジャケットの撮影を手がけた経験を持つ。アフリカと日本を拠点に、数々の展覧会で作品を発表。Visa pour l’image (2001)、Phillips de Pury (New York 2007)、HSBC on the Champs-Elysées (Paris Photo 2008)、CHANEL NEXUS HALL (Phillips de Pury in New York 2011)。また、『Batammaba Bâtisseurs d’univers』 (Gallimard社)、『Source, Belles de Bamako』、平野啓一郎との共著『Impressions du Japon』 (ともに Editions de la Martinière社) などの作品集を出す。レイボーズは日本や神道に魅了され続け、現在は京都に活動の拠点を置く。2013年より照明家仲西祐介と「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」を始める。

仲西祐介:
1968年生まれ。京都在住。世界中を旅し、記憶に残された光のイメージを光と影で再現している。映画、舞台、コンサート、ファッションショー、インテリアなど様々なフィールドで照明を手がける。アート作品として「eatable lights」などライティング・オブジェを制作。また原美術館 (東京)、School Gallery (Paris)、「Nuits Blanche」(京都)でライティング・インスタレーションを発表する。2013年より写真家ルシール・レイボーズと「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」を立ち上げ、主催する。