写真はときにその写真家の人となりを知ることで、より深く心に刻まれることがあります。ミンキネンの力強く魅力的な写真は、イメージの背後にある彼のストーリーまでをも写真に焼き付けるべく、長年の試行錯誤を経て完成されました。このトークでは、写真を撮影したその瞬間、時、場所との関係性、またその哲学や手法、写真に対する姿勢について自ら語る貴重な機会となります
Arno Rafael Minkkinen(アルノ・ラファエル・ミンキネン)
1945年フィンランド、ヘルシンキ生まれ。51年にアメリカへ移住した。70年代にはNYで広告コピーライターとして働きながらセルフポートレート作品の制作を開始し、ロードアイランド造形大学で修士号を取得。大自然の中に生身の身体を配置して撮影する独自のスタイルで国際的評価を確立した。彼の作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)やフィンランド写真美術館、東京都写真美術館を含む世界各国の美術館に所蔵され、また作家としてだけでなく、教育者、キュレーター、文筆家として写真文化の発展に貢献してきた。写真集には『Frostbite』 (Morgan & Morgan 1978年)、『Waterline』(Aperture 1995年)等があり、2005年発刊のレトロスペクティブ写真集『SAGA:The Journey of Arno Rafael Minkkinen』(Chronicle Books)を機に企画された回顧展は、世界7カ国を巡回した。
[参加費]
無料
[言語]
英語(日本語通訳)
[ご予約用プログラム名]
アーティストトーク: アルノ・ラファエル・ミンキネン