ルイ・ジャムとパスカル・ボーズがリラックスした雰囲気で行うトークです。
ルイ・ジャムのアートと報道とを繋ぐ架け橋を作る実験、動機、そしてそれにたいする欲求を掘り下げます。
イベントはフランス語と日本語により行われます。定員には限りがあります。予約制。
[スピーカー]
ルイ・ジャム >展示情報
パスカル・ボーズ – 美術批評家 / フランス国立造形芸術センター (CNAP)写真コレクション キュレーター
[会場]
SferaExhibition
[参加費]
無料
[ご予約用プログラム名]
ルイ・ジャムとパスカル・ボーズによるトーク
ルイ・ジャム
1958年、フランスのカルカッソンヌ生まれ。パリとカルカッソンヌ在住。
80年代初期、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミッシェル・バスキア、ジュリアン・シュナーベル、キース・ヘリング、ロバート・コンバスなどの有名アーティストを、彼らの作風を取り入れた設定で撮影した。アーティストたちもルイ・ジャムのファインダー越しに映る自分の「現在を確かめる」ために、喜んで被写体となった。その後、レポーターとして活動を開始、紛争地域に多く出向く。パレスティナ人とチュニジアで、ジムシーの中で、チェチェン、ベルリンの壁崩壊(1991)、チェルノブイリ(1990–91)、サラエボ(1993)、アフリカ(1996)、ガザ(1996–97)、最近ではエジプトで撮影。残虐行為ではなく、被害者主に子供に焦点をあて、生々しい現場にひとりという設定で撮影したものを、加工して作品にする。写真と絵画をミックスする手法で、様々なメディア(カンバス、感光乳剤付きメタルプレート、インプリント、インクジェット、ポスター)を通して、悲劇的な出来事を題材にグラフィカルな魅力と美と永遠性を伝え、パーソナルで独自の作品へと昇華させている。
パスカル・ボーズ
美術評論家、キュレーター。パリのフランス国立造形芸術センター (CNAP)の写真コレクションのキュレーターであり、ジュネーブ造形芸術大学 (HEAD)の客員教授を務める。
美術批評誌、『Critique d’art』の編集コミッティーのメンバーでもあり、『Art Press』や『Blocnotes』、『Flash Art』などにも寄稿。論文やインタビュー記事の執筆は、マリア・テレサ・アルベス、ジミー・ダーラム、テレサ・マルゴレス、大城カズ、アラン・セクラ、ブルーノ・セラロング、王度ほか多数。
近年キュレーションを担当した展示には、2006年「La Cabane」 (パレ・ド・トーキョー、 パリ)、2006年「ヘテロトピアへようこそ」 (越後妻有トリエンナーレ)、2008年「Void Has No Exit」 (クリエイティブ ユニオン ヒロシマ)、2012年「Numero Tres」 (La Virreina – centre de la imatge、バルセロナ)、2012年「Documents pour une information alternative」 (アルル国際写真フェスティバル)、2013年「 Knowledge is Power」(フォト・エスパーニャ、マドリード)、2013年「秘められた海」 (尾道市立美術館) などがある。
また、2007年にはヴィラ九条山 (京都)の招聘アーティストであった。