フォスコ・マライーニ夫人、並木美恵子が、マライーニとの思い出の片鱗を語ります。旅、感情、記憶をさかのぼりながら、彼の日本という場所、そして海女たちへの愛を探求します。当イベントは日本語とイタリア語で行われます。予約制。
[スピーカー]
並木美江子
Alessia Borellini – “Museo delle Culture” of Lugano
[会場]
祇園新橋伝統的建造物 (パスザバトン京都祇園店 / 2015夏OPEN予定)
>展示情報
[参加費]
無料
[ご予約用プログラム名]
日本への愛: フォスコ・マライーニの記憶
フォスコ・マライーニ
1912年イタリア・フィレンツェ生まれ、2004年没。写真家、登山家、人類学者、東洋学者。2004年逝去。1930年代後半に日本に留学。北海道大学医学部に所属し、アイヌの信仰やイクパスイについて研究した。1946年イタリアに帰国、1953年再来日、日本各地をまわり記録映画を撮影した。京都帝国大学(現京都大学)でイタリア語を、フィレンツェ大学では日本文学を教えた。1987年–88年、京都の国際日本文化研究センター客員教授。1986年に国際交流基金賞受賞。著書『ヒマラヤの真珠』(1943年、精華房)『チベット-そこに秘められたもの』(1958年、理論社)『ガッシャブルム4-カラコルムの峻峰登頂記録』(1962年、理論社)『海女の島《舳倉島》』(1964年、未來社)『JAPAN』(1971年、講談社)『随筆日本-イタリア人の見た昭和の日本』(2009年、松籟社)ほか。
Alessia Borellini
ボローニャ大学の現代美術史卒業。文化活動経営を専門的に学んだ後、2007年にルガノ文化博物館のスタッフに加わった。彼女の主要な興味である、収集履歴、エキゾチシズム、原始主義そして西洋文化と民族美術の関係性は、彼女の3本の論文と数十ある機関誌向け学術論文の主題でもある。2009年以来、彼女は20世紀の優れたエキゾチック写真に大きく貢献した《Esovisioni》シリーズの責任者になり、それは9つの展覧会の開催に始まり、デンマーク、イタリア、スイスの31もの異なる場で度々開催された。