サム・ストゥルゼとパスカルボーズによる対談。モデレーターに小崎哲哉。
[スピーカー]
サム・ストゥルゼ – アルル国際写真フェスティバル ディレクター
パスカル・ボース – 美術批評家 / フランス国立造形芸術センター (CNAP) 写真コレクション キュレーター
小崎哲哉–『REALTOKYO』『REALKYOTO』発行人兼編集長
[会場]
アンスティチュ・フランセ関西
[参加費]
無料
[ご予約先]
isabelle.olivier@institutfrancais.jp
サム・ストゥルゼ
アルル国際写真フェスティバルディレクター。
イメージのスペシャリスト。イメージの制作から流通、そして受容のコンテクストについての研究に重きを置いている。彼は、写真・アート・映画の結びつきの強まりや、イメージの循環のメカニズムについて長年に渡り研究してきた。
また、キュレーターとしても活躍し、世界中で数多くの展示を企画。複数の本の編纂にも携わる。代表的な著書に、『Le Cliché-Verre de Corot à Man Ray』、『the retrospectives of Dorothea Lange and Tina Modotti』、『Chaplin et les images』、『Fellini, La Grande parade』、近著には『Derrière le rideau – L’Esthétique Photomaton』がある。また、French Academy in Romeからの研究奨励金を授与歴がある。過去にはスイスのMusée de l’Elyséeの館長、2010年から2014年には『Else』誌の編集長を務めた。
パスカル・ボース
美術評論家、キュレーター。パリのフランス国立造形芸術センター (CNAP)の写真コレクションのキュレーターであり、ジュネーブ造形芸術大学 (HEAD)の客員教授を務める。
美術批評誌、『Critique d’art』の編集コミッティーのメンバーでもあり、『Art Press』や『Blocnotes』、『Flash Art』などにも寄稿。論文やインタビュー記事の執筆は、マリア・テレサ・アルベス、ジミー・ダーラム、テレサ・マルゴレス、大城カズ、アラン・セクラ、ブルーノ・セラロング、王度ほか多数。
近年キュレーションを担当した展示には、2006年「La Cabane」 (パレ・ド・トーキョー、 パリ)、2006年「ヘテロトピアへようこそ」 (越後妻有トリエンナーレ)、2008年「Void Has No Exit」 (クリエイティブ ユニオン ヒロシマ)、2012年「Numero Tres」 (La Virreina – centre de la imatge、バルセロナ)、2012年「Documents pour une information alternative」 (アルル国際写真フェスティバル)、2013年「 Knowledge is Power」(フォト・エスパーニャ、マドリード)、2013年「秘められた海」 (尾道市立美術館) などがある。
また、2007年にはヴィラ九条山 (京都)の招聘アーティストであった。
小崎哲哉
1955年東京生まれ。カルチャーウェブマガジン「REALTOKYO」と「REALKYOTO」発行人兼編集長。
日本とアジア太平洋のアートシーンの包括を目的とした日英バイリンガルの現代アート雑誌「ART iT」前発行人兼編集長。彼は1989年にカルチャーマガジン「03 Tokyo Calling」の立ち上げに副編集長として関わっており、1996年にはインターネットワールドエキスポの日本ゾーン・テーマパビリオン「Sensorium」、2005年愛知万国博覧会テーマ普及誌『くくのち』のエディトリアルディレクターを務める。1999年に「REALTOKYO」、2003年に「ART iT」、2007年には「REALKYOTO」を創刊する。彼の制作物には、CM-ROMブック『マルチメディア歌舞伎』や、文化人類学者のクロード・レヴィ=ストロース氏、作家の池澤夏樹氏、映画監督のアッバス・キアロスタミやその他の寄稿による写真集『百年の愚行』などがある。ART iT社を2010年に退社し、2013年愛知トリエンナーレではパフォーミングアーツ統括プロデューサーに就任した。2014年『百年の愚行続』を著作、出版。現在は京都造形芸術大学客員教授。