展示作家、山谷佑介とKYOTOGRAPHIE代表の仲西祐介が、リラックスした空気で今回の展示作品について対談します。
山谷佑介
1985年新潟生まれ、東京在住。
写真スタジオに勤務した後、移住した長崎で東松照明や無名の写真家たちと出会い、彼らとの交流を通して写真を学んだ。これまで、ミラノのスクワットや東南アジアのパンクスなど、国内外の様々なアンダーグラウンド・コミュニティと生活を共にし、現代に生きるアウトサイダーの繊細な視点で、そこにある日常を撮影しつづけている。大阪のライブハウスやクラブに集まる若者たちとの日々を綴った処女写真集『Tsugi no yoru e』(2013年に自費出版)は、発行してすぐに完売するなど国内外で大きな反響をよんだ。また一方で、ストレートなスナップ写真だけでなく、ライブハウスやクラブの床に、床を写した原寸大の写真を貼り、アルコールや靴の跡などが残る様を作品化する「ground」シリーズを発表するなど、様々な方法で写真表現を試みている。
仲西祐介
照明家。1968年生まれ。京都在住。世界中を旅し、記憶に残された光のイメージを光と影で再現している。映画、舞台、コンサート、ファッションショー、インテリアなど様々なフィールドで照明を手がける。アート作品として「eatable lights」などライティング・オブジェを制作。また原美術館(東京)、School Gallery(Paris)、「Nuits Blanche」(京都)でライティング・インスタレーションを発表する。2013年より写真家ルシール・レイボーズと「KYOTOGRAPHIE国際写真フェスティバル」を立ち上げ、主催する。