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世界的に注目を集めるコンゴのサプール(Sapeurs)は、サップ(SAPE)のファッションを楽しむ人々を意味し、SAPEとはフランス語Société des Ambianceurs et des Personnes Élégantes(日本語では「お洒落で優雅な紳士協会」などと訳される)の略で、60年代パリの紳士を手本にしたスタイルのことである。しかし重要視されるのは洗練されたセンスだけでなく、道徳や非暴力、言論の自由等々を尊重する精神であり、それらが備わってはじめてサプールと認められるのだ。ボードワン・ムワンダ(1981、コンゴ共和国ブラザヴィル生まれ)は、そんなサプールたちを記録した作品で2009年にアフリカ写真コンテストの新人賞を受賞、世界各国の展覧会で紹介されてきた。今回実現した日本初個展ではプロジェクションとアフリカの音楽による展示が予定されている。

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ボードワン・ムアンダ[バコンゴのファッショニスタ「サプール」]、2008 © Baudouin Mouanda

⑭村上重ビル 地下 *映像作品のみの展示

〒600-8019京都市下京区西木屋町四条下ル船頭町194
阪急「河原町駅」1・2番出口から徒歩2分、
京阪「祇園四条駅」3番出口から徒歩3分

OPEN:11:00-20:00(5/10のみ19:00まで)
CLOSED:4/22(水)

会場個別入場料:一般、学生(大学・高校・専門生)どちらも 500円

[関連プログラム]

4/18 9:00-10:30
4/19 13:00 – 14:30

venue14© 2014 Naoyuki Ogino